「電源地域における情報化の促進を考える」研修会報告書
福島町人づくりチャレンジ21研修
期間:12月13日〜14日
場所:東京都/電源地域振興センター
出席者:中塚徹朗(全国より63名)
 
 この度、”福島町人づくりチャレンジ21”という事業研修で講習を受けさせて頂きましたので報告させていただきます。2日間に渡る中身の濃い研修でしたが、いづれも興味深く福島町の情報化促進への良いヒントをいただいてきました。以下に箇条書きで研修内容と感想をお知らせいたします。
 
1.「情報を活用した地域活性化」講師:廣瀬通孝氏(東京大学先端科学研究センター教授)
 1−1.IT (Information Technology)革命:”革新”ではなく”革命”という表現に注意。「革新=新技術の登場」であり「革命=社会現象の質的変化(パワーシフト)」である。
 1−2.また、”革命”とは社会に対してどれだけの存在感があるかがドラスチックに変化することである。現在の日本の株価時価総額は「NTT+ドコモ=ほとんどを占めている」ことでも理解できる。
 1−3.技術には旬がある
  20世紀を代表する科学技術の飛行機とコンピュータを見てみましょう。技術には旬があって飛行機などはたかだか誕生から技術の完成域までは70年間と短い(下表1参照)。コンピュータ技術においても短期間に技術が完成域に達するだろう。(下表2参照)
○交通技術:飛行機の変遷(航空機の速度向上の歴史は誕生から70年でストップ)
時代 1900年代 1910年代 1970年代
ただ飛んだだけ 煉瓦を落として攻撃 マッハ3達成
ことがら ライト兄弟による発明 第一次世界大戦 最高速度達成
(下表1)
○コンピュータ技術の変遷(10年で半導体素子能力が1000倍:「ムーアの法則」)
時代 1980年 1990年 2000年
単位 K(キロ=1000バイト) M(メガ) G(ギガ)
文字 写真 動画
(下表2)
1−4.携帯電話i-modeスタートは平成11年11月。平成12年12月で1500万件契約者と爆発的増加。
1−5.急速なモバイル化はコンピュータと人間との関係を180度変化させる。
1−6.かつてコンピュータのあるところに人が行って仕事をしていたが、これからは人にコンピュータが付いていく。”コンピュータのある場所”よりも”コンテンツ(内容)の発生する場所性”が重要なのである。(特に地方都市にとっては重要)
1−7.現在のモバイル機器はウェアラブル・コンピュータ(着るコンピュータ)に至る過渡期である。(コンピュータが発展し今の”携帯電話形状”からだんだん”衣服のように身に纏うもの”となり日常生活に欠かせない存在となる)
 
 さて福島町民といえどもこのIT時代の荒波には逆らえません。「時代」はやがてやってきます。内(生活)でも外(仕事)でも当たり前のようにIT技術の活用を要求してきます。そのためには今から大人も子供もITを活用した「学習」に少しずつ親しみましょう。議会や行政やボランティアの人々はそれを手助けする方策をいち早く整備しましょう。(「ハード」だけを提供するのではなく「ソフト」や使用方法も応援しましょう。(^-^))このようにITを活用・サポートできる「人」と「環境」の調和の中に福島町の新しい発展はあるのです。
 この講習会に全国から参加した63名の内62名が地方自治体かそれに準ずる方々(私だけが民間人(?_?))でしたが、みなさんのIT進化度は非常に高くITの基盤整備(行政内LANやCATV等を利用した市民ネットワーク)の活用度の高さも感じられました。
 講習終了後代表者の発表会がありました。私は北海道代表?で福島町の情報化整備の現在を発表してきました。そして全国の町村の方々の発表も聴くことができました。私の肌で感じたことは必ずしも全国レベルでは平均点に達していない「福島町」の現状の姿でした。(^_^;)